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Gathers No Moss Like A Rolling Stone

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MUSIC
New Disc Review


真夜中は純潔/椎名林檎 (Maxi Single)
一聴して分かるスカパラの存在感に、まずは感動。
(ちなみにクレジットでは「新東京スカパラダイスオーケストラ」となってます)
しかし、林檎の存在感もスカパラに負けてなくて、さらに感心感心。
林檎とスカパラ、お互いのレトロ感はベスト・マッチで、
さらに、ファンキーなスカ・ナンバーもイケるという新たな発見もありました。
カップリングの2曲も、レトロでゴージャスなアレンジが、
林檎の退廃感を、より引き立てています。

これからおもしろくなりそーって期待したいところですが、
きっとしばらくお休みなんですよね?
早く帰ってきて下さいまし。

EXPO EXPO/m-flo (Album)
前作はスペースシャトルのターミナル。
今度はバーチャル・エキスポの会場というシチュエーションで
シックにまとめられています。
これはこれでひとつのコンセプトアルバムと呼べるのでは?
キャッチーなシングル曲がバランスよくちりばめられていて、
誰もが楽しめるアルバムです。

シングル発売された、M-6「orbit-3」は、m-floにはめずらしく、
女の子の切ない片思いを歌ったストレートなラブソングで、
個人的には、今一番Myツボにはまっています。
失恋したばかりの女の子になんか聴かせたら、もう大変でしょう。

Distance/宇多田ヒカル (Album)
18歳、デビュー3年目、2枚目のアルバム。
私たちは、この若き歌姫にあまりにも大きな期待を
掛け続けて来たのではないだろうか?
ニューアルバム「Distance」は、そんな期待に違わぬ、
ハイレベルな1枚に仕上がっている。
1曲1曲のグレードは、明らかにアップしている。
しかし、1st「First Love」が、コンパクトにまとまっている分、
アルバムとしての統一感があったのに比べると、
今作は、音楽的な幅を大きく広げたのに反して、
全体のまとまり感が薄らいでしまったような気がする。
(ジャム&ルイスも、シングルは良かったが、
 アルバムでは突出してしまっている感じがするし、
 TAKUROとの共作もちょっと浮いている。)
他のアーチストであれば、こんな酷なリクエストはしないが、
宇多田ヒカルだからこそ、期待してしまうのでしょう。

天体観測/BUMP OF CHICKEN (Maxi Single)
前作「ダイヤモンド」で見せた勢いをそのままに、
今作でもスパッとストレートなロックを聴かせてくれる。
この曲だけを取ってみれば、文句ない傑作なんだけど、
前作とあまりにも似かよっているのが、少し惜しまれる。
このスタイル、そして、余計なギミックがないところが持ち味だけに、
ヘタに変化をつけられないのが苦しいところ。
まあ、今は余計なことを考えずに、このまま突っ走った方が正解かも。
ライブが楽しみです。

オレンジ/フィッシュマンズ (Album)
佐藤伸治の命日以来、フィッシュマンズばかり聴いています。

メンバー全員が、それぞれ他のアーチストのプロデュースや、
ライブ、レコーディングのサポートに引っ張りだこな通り、
非常に質の高いバンドだったなぁと、今更ながらに思います。

そんなフィッシュマンズのアルバムの中でも特に繰り返し聞いているのが、
4枚目にしてポニー・キャニオン時代最後の「オレンジ」です。
フィッシュマンズにしては珍しく、あまり実験的な試みを入れずに、
ダブ・エフェクトも控えめで、ストレートなバンド・サウンドを聴かせてくれます。
フィッシュマンズ初心者、もしくはフィッシュマンズはちょっと苦手という方には、
おすすめの1枚。
「気分」「MY LIFE」「感謝(驚)」など、名曲揃いですが、
特に、私がフィッシュマンズにハマるきっかけになった「MELODY」は必聴!
(個人的には、跳ねるピアノのリズムが心地よいシングル盤の方がお気に入りですが)

流れ星/遠い夏/真心ブラザーズ (Maxi Single)
KING OF ROCK」以降、ロック、ファンク、レゲエ、ヒップホップ・・・と、
様々なジャンルを飲み込んで、拡大し続けてきた真心が、
突然、原点回帰するかのような70年代フォーク・ロック調のシングルで
21世紀の幕開けを飾りました。
詞も、いつもポジティブな真心にはめずらしく、
3曲とも失恋を歌ったせつないもの。
何か「俺たちの旅」とか想い出してしまいました。

3月には、下北沢Shelterにて小編成のバンドでライブを行うこともあってか、
今回のシングルも非常にシンプルでストレート。
桜井のギターも、気持ちよさそうにうなっています。
まさに「KING OF FOLK」って感じの、せつないけど、気持ちのいい、
直球ど真ん中フォークです。

ちなみに、今回のシングルはドコモのCMソングではありませんでしたね。

atami/atami (Album)
元詩人の血、Oh!Penelopeの渡辺善太郎の謎のプロジェクト。
bice、K、キリンジ、Chara、羽鳥美保(チボマット)が、
それぞれ作詞&ボーカルを担当し、
渡辺善太郎が作曲&アレンジを担当している。

昨年ヒットしたタヒチ80を彷彿とさせる、
ポップでかわいらしい作品が詰まった宝石箱のようなアルバム。
渡辺善太郎のポップセンスが光っています。

LOST CHILD/藤原ヒロシ+大沢伸一 feat.クリスタル・ケイ (Maxi Single)
マツダのトリビュート、ファッションのタケオキクチ、映画「サトラレ」、
そして音楽、のメディアミックス・シリーズ第3弾。

今回は、さらに藤原ヒロシと大沢伸一のコラボレーション。
個人的には、藤原ヒロシって胡散臭いってイメージがあるんですよね。
(いい意味も含めて)
対照的に、大沢伸一は職人肌のこだわりの仕事人って感じ。
この組み合わせは、なかなか興味をそそられます。

サウンドは意表を突いた3拍子。
映画の主題歌ということもあってか、ちょっとしんみり系ながらも、
一風変わったクラブサウンドに仕上がっているのはサスガ。
4バージョンとも、それぞれ聴き込むほどに味が出てくきますが、
中でも、最後のインスト・バージョンが、単なるカラオケではなくて、
ちゃんと映画音楽になっているのが秀逸。
映画の中でかかると、きっとジ〜ンとくるんだろうなぁ、と想像させられます。
なかなかの名曲デス。

TEAM ROCK/くるり (Album)
昨夏のイベントで、「負けないぞ、東京!」と
弱々しいけどはっきりと言い放った岸田繁の声が
今も耳に残っている。

「TEAM ROCK」で、くるりは苦悩や弱さをさらけ出し、
それでも前へ前へと進んでいくと決意宣言を見せた。
サウンド面でのさまざまな変化にだまされてはいけない。
詞はさらに深く、鋭く、胸に突き刺さってくる。

記憶の増大/Fishmans (Live Video/DVD)
ボーカル佐藤伸治の追悼版になるライブ・ビデオです。
曲目「MELODY」が流れると、次第に胸に熱いものがこみ上げ、
思わず涙がこぼれそうになりました。

抑制されたシンプルな演奏が、ぴーんと張りつめた緊張感を生み出し、
一つ一つの音が、かっこよくて、せつなくて、心の奥の琴線を揺らします。
もうこのステージが永遠に観れないなんて。。。

disc2に1曲だけ納められた40分を越える大作「LONG SEASON」が終わり、
静寂の中でぼーっと余韻に浸っていると、
ふとフィッシュマンズってじゃがたらに似てるなって思いました。
どちらも、シーンやジャンルを超越したところで、
自分たちの音楽をストイックに突き詰めていくように活動していましたね。
佐藤伸治といい、アケミといい、なぜこんなにも早く逝ってしまうのだろう。
失ってみて、改めてその偉大さに気づかされます。

結局、フィッシュマンズのライブには1度しか行けなかったけど、
もっと行っておけばよかったなぁ。

ゴンドワナへの旅/smorgas (Maxi Single)
山嵐、RIZEのヒットから、ちょっとしたミックスチャー・ブーム (私だけ?)ですが、
性急なパンクビートにラップをかぶせるスタイルは似たり寄ったりで、
シーン的にはおもしろいものの、バンド的には今ひとつ魅力に欠ける。
その中で、ちょっとだけ気になったのが、このsmorgas。
時折見せるキャッチーなフレーズと、変な詞が目を引く。

シーンが盛り上がっているだけに、何か特徴がないと その他大勢の中から抜け出すのは難しい。

もっとも、私にとってのミックスチャーの定義は「真心ブラザーズ」ですが。。。
まさに”何でもあり”。

Our Song/GRAPEVINE (Maxi Single)
前作「ふれていたい」に比べれば、いつものGRAPEVINE節に戻った感じ。
メロディーやギターのフレーズの一部が、ちょこっとオアシスっぽい。

今回は、ボーカル田中和将の初シングル曲。
GRAPEVINEはメンバー4人が全員曲を作っているのに、
誰が作ってもコンスタントにGRAPEVINE風になるのがスゴイ。

Take Me In/BONNIE PINK (Maxi Single)
アルバム「Let go」で、大人っぽく変身した ボニー・ピンクのニューシングルです。
プロデューサーは変わりましたが、路線はアルバムの延長線上。
出だしのギターがカッコイイ。
楽器の音が一音一音クリアなのはエンジニアの力?

去年のライブでも、存在感が増して、 バンドを引っ張っていく凛々しい姿がカッコよく見えましたが、
そのあたりの自信や意欲が音にも現れてきています。

LOOK AROUND/ROUND TABLE (Album)
ROUND TABLEのベスト盤です。

ROUND TABLE初めて聴きましたが、もろフリッパーズ!
もちろんフリッパーズ・ギターは好きですよ。
でも、何のひねりもないのはねぇ。

どの曲もおしゃれでポップで爽やかで、曲作りはうまいなぁと思いますが、
うますぎて、さらっと流れていって印象に残らないって感じ。
人畜無害。無味無臭。甘からず辛からず、くせもない。
まあ、BGMには最適でしょうね。

そして僕は何時ものように、、、/radio active (Maxi Single)
中込智子氏が書いている通り、演奏、ボーカルはかなり拙い。
正直言って、聴くに耐えない一歩手前。
が、幸せなことに、その荒っぽさが一種の魅力にさえなっている。
迸る情熱をストレートに叩きつけたケレン味のないサウンドは、 瑞々しく、爽快だ。
ラウドなギターとハードなビートは、イースタン・ユース直系か?

イチオシは、6曲目、井上陽水の「傘がない」のカバー。
尾藤イサオの「あしたのジョー」を彷彿とさせるボーカルが熱い。

3/キリンジ (Album)
去年はライブ・ツアーにシングルのリリースラッシュ、
SMAPをはじめとする他アーチストへの曲提供と、
精力的に活動してきたキリンジ。
今作は、既発シングルを1枚にまとめたようなベスト盤的アルバムで、
キリンジ・ワールドにどっぷり浸かれます。
「冬のオルカ」から早いもので3年。
未だ唯一無二の貴重な存在は変わりません。
今年もじゃんじゃんリリースしてもらいたいです。

MINDTRAVEL/bird (Album)
前作以上にジャズやラテンのリズムをうまく取り入れたサウンドに
birdのボーカルが絶妙のマッチングを見せています。
今回も一部の隙もないほど作り込まれた、ハズレ曲なしの名盤。
聴き込むほどに新たな発見があり、驚かされ、引き込まれていく。
奥の深いアルバムです。

bird/bird (Album)
ライブの予習に久しぶりに聴きましたが、
あらためて「いいアルバムだなぁ」と思いました。
ところどころ入るインタールードはいらないカナとも思うけど、
それくらいハズレ曲なしの名盤です。

大沢伸一はキャッチーなメロディー作りもうまいけど、
時々見せるツボを突く繊細なフレーズも、見逃せませんね。
結構難しいメロディーなのに、birdも全然負けていなくて、
きっちり存在感も出しています。

美しいこと/AJICO (Maxi Single)
メイン・ボーカルはUAではなく、ベンジーが担当。
UAがバックに回っているんだけど、時々メインを食ってしまってる。
どちらもアクの強いボーカルだけど、やはりUAの方が一枚上手か。
時々ストーンズっぽかったり、70年代くらいの歌謡ブルースぽかったりと、 ノスタルジックな曲です。

カップリングの2曲はUAがメイン・ボーカル。
UAが歌うと、どんな曲でもUAになってしまうのがすごいところ。

個人的にはM3「約束は赤い窓辺で」がお気に入り。
ベンジーがかき鳴らすアコギに、 フィッシュマンズ等でプレイしていたHONZIのバイオリンが絡まって、 後ろに行くに従ってワイルドに盛り上がっていきます。

ばらの花/くるり (Maxi Single)
くるりのニューシングルは、前作に引き続き、3者3様のスタイルにチャレンジした意欲的な作品。
M1「ばらの花」は、シンプルでちょっぴりせつない、はっぴいえんど風の曲。
M2「青写真」は、爽やかな曲が途中から厚いエフェクトでノイジーに歪められるダブ・サウンド。
M3「イメージファイト」は、ヘビメタ・ギターに呪文のようなボーカルが絡むハードなナンバー。
もともと、のほほんとした雰囲気の裏に、非常にラジカルで攻撃的な面を隠し持っているくるり。
この2枚のシングルは、ミックスチャーバンドへの転身の布石か?
ニューアルバムへの期待が高まります。

Los Angeles/the brilliant green (Album)
ブリグリって、すっごく好きって訳じゃないけど、なぜか買ってしまうんだよねぇ。
結局、アルバム3枚とも持っているんだけど、
どれもすっごく気に入ってるって訳じゃないんです。
でも、気になってしまうのはなぜなんでしょう?

ブリグリってキャッチーで売れ線な曲をやってるような感じがするけど、
デビュー当時なんかは過激な発言してたし、
よく聴くと、アレンジなんかにはかなりこだわりが見えたりして、
そんなところが惹かれるのかもしれませんね。

今作は、ヒットシングル「Hello Another Way -それぞれの場所-」
「angel song -イヴの鐘-」を含む11曲。
なんだかんだ言いながら、結構よく聴いています。

SOUND from NEW BLOW/the fantastic designs (Album)
スリーピース・バンドらしい勢いとキレの良さは相変わらず。
パワフルでファンキーで傑作! には違いないけど、
JERRY LEE PHANTOMと同様、前作が衝撃的だっただけに、
インパクト的に少々物足りないかなぁ。
でも、初めて聴く人はきっとハマります。

色彩のブルース/EGO-WRAPPIN' (Maxi Single)
1、4曲目のようなジャズ調の曲はおもしろいけど、
2、3、5曲目の(日本的な)ブルースはどうなんでしょう?
もう一ひねりないと、ただの懐古趣味になってしまうのでは?
アーチストなら、エゴを包むよりは、丸出しにしないと。。。

THE GREATEST HITS/LOVE PSYCHEDELICO (Album)
ついに待望のデビューアルバムがリリース!
「THE GREATEST HITS」の名の通り、
1〜3曲目に1st〜3rdシングルを持ってきて、まずは、リスナーを惹きつけると、
ラスト11曲目までハズレなしで、一気に聴かせてしまう。
シングルを頭に持ってきたのは自信の現れなんでしょう。
ポイントはその後の4曲目。
ここがショボいと、せっかく盛り上がったテンションが冷めてしまうが、
ここに持ってきたのが、「I mean love me」。
震えが来るほどかっこよくて、思わず笑ってしまいました。
スッゲー!
何じゃこりゃー!!
改めて、LOVE PSYCHEDELICO、侮れない。。。

21世紀も始まったばかりだとゆーのに、
早くも今世紀No.1アルバムの最有力候補が現れた。





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mnakamura@icntv.ne.jp




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